1887年、当時「世紀のオークション」と呼ばれた、世界一有名なジュエリーのオークションのひとつがルーヴルで開かれました。それはフランス王家の宝飾品のオークションでした。
世界中の名門ジュエラーたちの中で唯一のフランス人だったフレデリック・ブシュロンは、それぞれ18カラットと16カラットの有名な「マザラン」ダイヤモンド、さらにはオークションで値段が高騰したウジェニー皇后の見事なダイヤモンドのひとつを落札しました。
フレデリック・ブシュロンがこの豪華な宝石を落札したという噂が流れたとき、パリ中が本当の注文者は誰なのかと尋ね合いました。実はフレデリック・ブシュロンは、リングに仕立てて、永遠の愛の証として妻ガブリエルに贈るために、このダイヤモンドを手に入れたのでした。
以来ブシュロンは、愛のジュエラーとして知られ、恋に燃える男性たちがエンゲージメントリングを選びに来ることが伝統になっています。
それぞれの宝石の輝きを際立てるために、ブシュロンは既存の様々なセッティング技法を活用し、同時にモザイクセッティングやミラーセッティング、エアリーセッティングなど、独自のテクニックを生み出しています。エアリーセッティングは視覚的効果により、宝石が宙に浮かんでいるかのように美しく見せることを可能にします。
ダイヤモンド、イエローゴールド、ホワイトゴールド
¥820,000
ラウンドダイヤモンド1個(0.20カラット)
ダイヤモンド24個(計0.18カラット)
イエローゴールド、K18ホワイトゴールド
Ref.: JSL00084