ホワイトゴールド
創業者フレデリック・ブシュロンは、スネーク(セルパン)をモチーフにしたネックレスを妻ガブリエルに贈りました。
彼が留守の間、このジュエリーが彼女を守り幸せをもたらすと安心させたのです。
以来、セルパンはメゾンにとって愛と保護を象徴するモチーフとなりました。
1883年、ブシュロンの忠実な顧客だったアレクセイ大公爵が、エメラルドとダイヤモンドで飾られた素晴らしいプリュム ドゥ パオン ネックレスを購入。その大胆なフォルムから「クエスチョンマーク」の名前が付くようになりました。
留め金なしにデコルテに着けられ、身に着けた女性を飾るだけでなく解放することにもなったのです。フレデリックとそのアトリエを率いていたポール・ルグランが考案した非対称的なこの作品は、それまでにないモダニティを表現しており、1889年博覧会で金賞を受賞したコレクションの一部となりました。